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ファーブルの森観察飼育舎での出来事や、森の生き物たちの様子を「のっち」がお伝えします。
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ファーブルの森の「ミニ・カブクワ展」は本日で終了です。
これを読んで「あっ!」と思っても、ちょっと遅いです。
また来年どうぞ。

ところで、今月9日のブログに、「ヨロイモグラゴキブリは世界最大のゴキブリではなく、ナンベイオオチャバネゴキブリの方が大きいようなので訂正します」という内容の記事を書きました。

すみません、その訂正を訂正します。

ナンベイオオチャバネゴキブリが、100mm以上のMaxサイズであるかのように書いたものを目にしますが、このゴキブリの採集経験のある方から「そんなの、あり得んサイズ!」とご教示いただきました。
Maxサイズはいいところ90mmで、それだとヨロイモグラゴキブリと変わらず、しかもヨロイモグラゴキブリの方が「ずっと重い」ので、従来どおり本種を「世界最大のゴキブリ」としたいと思います。

ご指摘ありがとうございました。

う~ん、サイズの問題ってビミョー。
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ファーブルの森ではイベント開催中ですよ~。

先日14日、のっちは休みで札幌市南区の山林にいました。
そこでは
6486605c.jpegこんなキンキラのタマムシ(キンヘリタマムシ)や






8315201a.jpegこんなピカピカのカミキリムシ(オオアオカミキリ)などを楽しく観察しました。




…で、のっちは変人(当然)ですから、同好の諸氏が帰ってからも「夜はまた別の虫がやって来るに違いない!」と、暗い山中に残ったわけです。
すると、やって来たのは虫ならぬ「虫屋」、それもとびっきりの有名人。
「今日はここでナイターをやります」
ナ・ナイター……ここで! (あっと、虫屋用語の「ナイター」については、過去の記事をお読み下さい)

のっちは厚かましくもナイターに参加させていただきました(ホンマ、厚かましいオッサンやで!)。

で、来たのがこれ!
6119ec1a.jpeg
ヤンコウスキーキリガ!
うぉぉ~、初めて見たぜ!
めっちゃ綺麗!
凄い!
(大興奮)

このガを撮れた(見られた)だけで、お邪魔虫させてもらった甲斐があったというもの。
Hさん、ありがとうございました。

えっ、タイトルのカブトムシはどうなったんだって?

はい
ce9ea61c.jpeg
カブトムシの♂ですね。
札幌市内にいつ頃から住み着いたのか知りませんが、わりと最近だと思います。
で、今夏ファーブルの森では数頭のカブトムシが子供たちによって採集されました。
昨年の夏、栗山町の郊外で♀を拾い「2010年に長沼町で♀の死骸を見た時から、いつかは栗山でも採れるようになるのかなと思ったけど、意外に早かったな」、今年ファーブルで採れるとはね~。
単純に喜んでいいのかは、ややビミョーです。
雨の降らない夏だな~、と思っていたら、今ごろになってどっさり降りますね~。

さてファーブルの森では「ミニ・カブクワ展」を開催中です。
オオムラサキの成虫はもういませんが、きれいなカラスアゲハはかなり多く飛んでいます。
オオムラサキは幼虫がどっさりいます(来年、チョウになります)。


カラスアゲハに寄ってきて欲しい方は、前にも書いたように「赤とか黄色とかのド派手な原色のアイテム」を身に付けてからおいで下さい。
たまに無視されることもありますが、その時はあきらめて下さい。

しばらく前に「今年はキバネセセリがやたらと多い」と書きましたが、今年の夏はエゾゼミ類がまっ……たくいませんね。
バッタやコオロギやらは、逆にすっ……ごく多いです。

あと、久しぶりにスモモの結実が異常に多いです。
ってか「良すぎる」。
完熟スモモは異常な甘さ。
「これって、桃だっけ?」
ただ、食べられる数には限りがあり…
お客さんに食べてもらうにも限度があり…

毎日毎日ボトボトと実が落ちて、放置したままにすると、夏のこととてすぐに発酵してスズメバチが集まり、えらい事になるので一日2回は掃除します。

これでも、来夏のオオムラサキの餌用に大きなガラス瓶に6本、スモモの焼酎漬けを作ったのですが(地産地消って、この事かしらん)、もう十分だし。
毎日落ちる実の量は、そりゃハンパないっす。

今日も虫の写真を少し載せます
820a9bd6.jpeg
ともはるさんに見せたヒゲナガカミキリ♂です。
長い触角がかっこいいですね。
成虫は針葉樹の材に集まりますが、このように外灯にもやってきます(旧穂別町にて)。


9c69e9d2.jpeg
お次もカミキリムシ。
オニグルミノキモンカミキリです。
1cmほどの小さな奴ですが、すっごく綺麗な黄色。
名前のとおり、オニグルミの葉っぱに集まります(ファーブルにて)。

cb6161d8.jpeg
これはピンク色のヒナバッタ。
通常は茶色ですが、稀にこのような色変わりの個体が出現します。
新聞に「ピンク色のバッタを発見!」などと記事が出たりしますが、そこまで珍しいものでもありません(ファーブルにて)。

74f5bb2d.jpeg
これはノミバッタ。
5mmほどのちっこいバッタです。
アップにすると、妙にメカニカルな趣があって、面白いです。
ファーブルではごく普通にいますが、小さすぎて足元にいても気づく人が少ないです(ファーブルにて)。
ブログの更新、大変遅くなり申し訳ありません。

さて、ファーブルの森では明日10日(金)から19日(日)まで
「ミニ・カブクワ展」を行います。

やって来たのは

ヘラクレスオオカブト(ヘラクレス・リッキー)
アクタエオンゾウカブト
ギアスゾウカブト
アヌビスゾウカブト
マンディブラリスフタマタクワガタ
スマトラヒラタクワガタ
ニジイロクワガタ
セアカフタマタクワガタ
タランドゥスオオツヤクワガタ
の面々に加え

ヨロイモグラゴキブリ(世界最重量級ゴキブリ)
です。

個人的にはタランドゥスとゴキちゃんがお気に入りです。
ゴキちゃんは今まで「世界最大」としておりましたが、大きさではナンベイオオチャバネゴキブリに負けるようですので、ここに訂正させていただきます。
ヨロイモグラゴキブリは世界最大のゴキブリではありませんでした。

ちなみに、ゴキちゃんはご希望であれば、ケースから出して手に乗せていただいてもけっこうです。
手乗りにして、記念写真などいかがですか?

あと、業者の方のご厚意で

世界のツノゼミの仲間
アメリカのカブトムシ
アジアのカブトムシ
構造色で輝く虫
などの「標本」も展示しています。

ああっ、もうこんな時間!

最近撮った虫の写真を少しだけのっけときます。

acdbe554.jpeg






9c460001.jpeg






b594e9df.jpeg






上から
ホシウスバカゲロウ
コバネヒメギス♀
キイロスズメバチ
です。
すべてファーブルの森で撮影。

あ~、気がつけば虫の音が賑やかな季節になってしまった。

そう言えば、のっちの休みの間に、また三脚のご寄贈をいただきました。
なぜかいつも休んでいて申し訳ありません。

こんどの三脚はかなり短めで、ローアングルが狙えそう。
遅くなりましたが、ありがとうございます。

de5fb6db.jpegで、これがマジョール♀拡大図です。
こうなると別に蜂っぽくはないですか。







ついでに
a608d9c1.jpeg5653fff8.jpeg

エゾヨツメ4齢と終齢です。

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ファーブルの森観察飼育舎職員
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