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ファーブルの森観察飼育舎での出来事や、森の生き物たちの様子を「のっち」がお伝えします。
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前回、「雨プリーズ」というタイトルにしたら、その晩からまる二日雨が降り続き「あのっ、もう雨十分なんで、そろそろ止んでもらえません? かなり困ってるんですけど」っていうくらい降りました。
これで山の水不足は解消したでしょう。

えっと、今回のタイトルですが、一昨日今季初の「イチモンジセセリ」をファーブルで見ましたよ~、というお知らせです。
このチョウは、毎年毎年、夏の終わりになると本州から渡ってきて、寒くなると死に絶えます。
いい加減「北海道に行っても寒くて死んじゃうよ!」とか学習してくれないですかね。
まあ温暖化らしいので、そのうちそんな行動が「無駄弾」にならないほど北海道の気温が上がることが……あったらいやかも。

ce1c0314.jpeg
はい、一昨日ファーブルで撮影したイチモンジセセリです

オオチャバネセセリに似ていますが、仮にこの時期いたとしてもたいていボロですから、間違えないと思います。

8f67c592.jpegこれはミスジチョウの幼虫

今日、カエデの枝を剪定していて見つけました。
カエデの葉の一部を枯らし、かつ、葉の欠片をあえて糸でぶらさげてあります。
コミスジや本種などNeptisのグループは、多かれ少なかれ、このようなユニークな習性をもっています。
これらに比べれば、オオムラサキなんぞただ可愛いだけの芸の無い幼虫です。

909e4af0.jpegチャイロスズメバチ♀(女王)

交尾が済んだらただのお邪魔虫となる♂と違い、♀は越冬して来年新たな巣を作らないといけないので、餌探しも真剣です。
ついでに
「!!今、ファーブルの森では、スズメバチ類が異常に多く発生しておりますので、無闇に藪などに入らないで下さい!!」

1fc1ebac.jpegカンタンのペアのある行動

♂が翅を持ちあげると「腺」が現れる。
♀はその匂い(?)にヨワく、夢中で舐めてるあいだに、♂は交尾を済ます……だったと思う。
写真ではわかりにくいですが、まさに今、♀が舐めてるとこです。
このような行動は、一部のゴキブリでも見られ「やっぱり遠い親戚なんだ~」と思う一瞬でした。
本日はここまで。

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本日7月24日は朝から晴れて久々に暑くなりましたが、午後から曇天、気温低下…。
な~んか最近の天気は変です。

さて、ファーブルの森のオオムラサキは、羽がボロボロになった♂が増えました。
っていうか、♂の数はめっきり減って♀の姿が目立つようになりました。
卵もエゾエノキの葉っぱにかなり産まれています。

数日前まで飛んでいたカラスアゲハも姿を消しました。
まあ、カラスアゲハは冷蔵庫にまだ蛹が入ってますので、8月上旬~中旬にかけて羽化しているはずですが。

チョウも、人間の都合で早く羽化させられたり、遅く羽化させられたり、大変です。

野草園など屋外では、ノシメトンボ・アキアカネの姿が多く見られます。
今日はチラッとハネナガキリギリスが鳴きましたが、1回だけでした。
気の早いルリボシヤンマも池に帰ってきました。

確実に秋の気配が迫ってきましたね。

そういえば、飼育していたエゾヨツメ幼虫が終齢になり始めました。
ドギャーンとカッコいい「5本角」が一本も無くなってしまい、迫力激減。
ただの「緑色の芋虫」です。


相変わらずSDカードが認識されず、今回も写真はナシ。
用意はしてあるんですけどね~。

え~、しばらく更新が滞りまして申し訳ありません。
もっと早く更新するつもりだったのですが、サーバーのメンテナンスだかでPCが数日使えず、遅くなりました。


ここのところ午前中曇りで午後から晴れ、という日々が続きますね。

オオムラサキは晴れて暑い日が大好きなので、こんな天候ではほとんど飛びません。

朝から来館されたお客様は、止まっているオオムラサキしか見てもらえない状態。

う~ん、何とかならんのかこの天気!

それでもオオムラサキの羽化数は、本日16日で約70。涼しい天候のわりに、意外に早めの展開です。
「オオムラサキをまだ見てない!」という向きは、次の週末までにお越し下さい。
月末が近づくにつれ、ボロボロになっていきます。

網舎の中ではオオムラサキの他に、カラスアゲハ・ミヤマカラスアゲハ・フタスジチョウ・オオヒカゲ・エゾスジグロシロチョウなどが飛んでいます。

屋外の野草園は夏の虫と花が真っ盛り。

今年は天候のせいか、例年より妙に多い虫と、そうでない虫がいるようなのですが、少なくともファーブルの森では、ウラナミアカシジミ・キバネセセセリは前者です。
特にキバネセセリの多さは尋常ではありません。
飼育室にも網舎にもトイレにも、ワサワサと入ってきます。


今日も写真をupしようと思っていたのに、なぜかSDカードを挿したドライブが認識されず、あきらめました。
本日7月9日は朝から曇天、時折小雨の降る寒い一日となりました。

そんな中でも、オオムラサキはどんどん羽化してます。
さすがに、これだけ気温が低いと飛び回るのはカラスアゲハだけですが。

もう羽化数は30頭近くになり、♀も混ざりはじめました。

次の週末にかけてが、まさに見頃となります。

ede31eba.jpeg
このような♂の羽化は、海の日を過ぎると(ほぼ)なくなり、♀ばかりとなりますのでご注意を!
もっとも、いくら♂の蛹が残っていても、来館されたそのタイミングで羽化するかどうかは「運」次第です。
室内で暖めなかったオオムラサキの羽化を、前回は7月2・3日と予想していたら、わずかに遅れて本日4日となりました。

お昼前後の気温がグンと上がったタイミングで次々羽化。
6♂が羽化し、先に羽化していたのと合わせて10♂となりました。

次の週末(7・8日)で20頭、海の日あたり(14~16日)で50頭になるものとの予想です。
次の週末には、♀も少しは混じっているでしょう。

「見頃」は海の日の前後です。


f1ccd85c.jpeg
6月25日、駒草平から見た赤岳

6cb1cd57.jpeg






同日・同所、ウスバキチョウ♂

27f94e80.jpeg






同日・同所、ウスバキチョウ♀

…ってな感じで先日の大雪山での写真をupしときましたが(久々!)、うまく見られるかな?
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ファーブルの森観察飼育舎職員
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