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ファーブルの森観察飼育舎での出来事や、森の生き物たちの様子を「のっち」がお伝えします。
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本年も10月末日をもってファーブルの森、営業を終了いたしました。
また来春以降、本年同様にご利用いただければ幸いでございます。

本日は網舎のネットも外され、すっきりさびしい姿になりました。
その姿を撮ってのっける予定だったのですが、雨はじゃんじゃん降るし、面白くないので先日出かけた道南のネタで今年度のブログをフィニッシュさせたく思います。

「日本で一番怖い神社」って、どこかご存知ですか。
これがなんと北海道にあるんですよね。
しかものっちは11年前にそこへ行きかけて、「いや、こんなの無理! 落ちたら大怪我じゃん!」と、引き返した経験の持ち主。
場所は久遠郡せたな町大成区太田。

テレビでも紹介されており、偶然その一つは見ていました。
「わ~、あそこってそんな怖いとこだったんだ。あの時、登らなくて良かった」

今回、ひょんなことからそこへ行く事になりました。
なんと、同行はうら若き女性が二人。
んで……長々と綴ったらいくら字数があっても足らないので……

d5cf0353.jpegはい
壁のような、悪魔の所業としか思えぬ階段を登り切り、ロープを頼りに険しい山道を息切れしながら登り、辿りついた絶壁の下。
のっちの頭上にある輪っかみたいな鎖をよじ登ると、太田神社です。
F女史にS女史、おまけののっちです。
偶然、同じ目的で来られていた女性に撮影していただきました。
こちらは全員「山登りスタイル」だというのに、そこらへ買い物に行くような(済みません、そんな印象だったもんで)恰好でスイスイと登り、スイスイと降りていかれました。
スゴ過ぎる!

18cf8ef2.jpeg大騒ぎしながら登り切った崖の上。
奥尻島が真正面に見えます。
紅葉も綺麗。

本人は腕も足もヘロヘロのガタガタなんですけど。


ちゃんと参拝して戻りましたが、二度と行くもんか! と心に誓いました。
ま、50過ぎのおっさんにはキツかったっす。

で、この後も笑えるネタが満載なのですが、そこは端折って(マジで字数がいくらあっても足らない)…。
ともかく無事に温泉にも入った後、

夕食はのっちお勧めの
9137a5f4.jpeg真狩村「一ふじ」の豚カツ。
これはのっちが食べたM。
死ぬる思いで完食。
女性陣は無難にSにしましたが、それでも巨大。
この後、一ヶ月断食してもいい、と思いました。
しませんけど(つーか、出来ない)。

あ~楽しかった!

ついでに写真を整理していて見つけた笑える写真を2枚。

a0507660.jpegインターネット環境のない我が家から、一時的とはいえ自由に使える場所へ我が家のiMacがいた時の写真。
時間に注目です。
21億時間って………………「ありえへんやろ!」
実際は1時間ほどで終わりましたが(笑)。



978a9066.jpegお次は昨秋、小樽の山中での1枚。
書いてある距離に注目です。
11mって………………ならすぐそこで行き止まりのはずやろ~~!! 11kmの間違いやろ~~!! 11mならこんな立派なゲートもいらんし~~!!


今シーズン、のっちのブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
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のっちは7月26~27日に美深町と幌加内町に出かけてました。

美深町では、ともはるさんへのコメント中に記したように、ロクに虫が見られませんでした。
翌日の幌加内町では、一日頑張って
f8c0db41.jpeg






こんな虫を二つ採集しました。
友人の指につままれているのは、北海道にいるカミキリムシの中でも五本の指に入る珍品「アイヌホソコバネカミキリ(通称、マジョール)」の♀です。
飛んでいる時は、のっちの目で見ても「完全に蜂そのもの」で、「その擬態ぶり、スゴ過ぎやろ!」と叫んでしまいます。
で、写真のように指でつまんだりすると、お尻を曲げて「オラオラ、はよ放さんと刺すぞ! ワイは蜂やねんぞ………いや、おいらマジで蜂だから、放したほうがええと思うで………あれ、蜂やないってバレた? でも………放してくれ~~!」って事になります。

もちろん放しませんが。
他には何も採れませんでした。

前回、「次はチョウの写真を載せます」って言ってるので、
1953c77b.jpeg






はい、オナガシジミ。
今が旬、今年は多いです。ファーブルにて撮影。
2b368084.jpeg






お次は、アカソに作られたアカタテハの幼虫の家(巣)です。ハサンベツにて撮影。
42391f9a.jpeg






さて、少々古くなりましたが、5月にアポイ岳で撮影したヒメチャマダラセセリの♂です。

以上
月・火と二日休んで出勤したら、ファーブル界隈はなんだかもう「初夏」の装いですね。
5月13日の晩には、旧門別町の山間部で複数のイボタガを確認しました。
例年より数日早いような気がしますが……。

さて5月14日、タイトルにあるように様似町のアポイ岳に登ってきました。
同地には、34年前の5月末と6月初旬の二度出かけていますが、これは当時発表されて間もない「ヒメチャマダラセセリ」の観察を目的としたものでした。

昨年、近縁のチャマダラセセリの写真を鹿追町で撮影したのですが、つい最近これを見ていたら唐突に「最近減っているという、アポイ岳のヒメチャマダラセセリの(34年前のより少しはマシな)写真が撮りたい!」という思いに駆られ、今回の山行となりました。

ちょっとでも早く山に登って、ちょっとでも早く帰ろうと思ったので(ふざけた奴!)、日曜の勤務が終わってから出発し、登山口にて車中泊。
朝の6時半過ぎには登山開始。朝から快晴です。

ゆっくりゆっくり登って、8時過ぎには生息地に到着。待つほどもなく、34年ぶりのヒメチャマダラセセリとのご対面!
ここから2時間、ヒメチャマダラセセリの撮影枚数は250枚!
ふと気付くと、まだ11時過ぎだというのに、アポイ岳山頂(811m)に立っていました。

このまま降りて、また同じような写真を追加しても芸がないので、隣の吉田岳まで「1.5km」という看板に心が動き、ヒメチャマダラセセリの記録がある吉田岳まで歩くことに…。
結果、吉田岳そのもの、及び吉田岳の北にあるピンネシリとの中間地点のガレ場、及びそのすべての道中において、ヒメチャマダラセセリを見ることは出来ませんでした。
のっちの好きなハンミョウ(ミヤマハンミョウ)は、紛らわしくピョンピョン飛んでいましたが…。
まあ、「アポイ岳でヒメチャマダラセセリを撮影してきました」という人は多いけど、「近くの記録のある山に登ったけど、姿を見ませんでした」と報告する人は滅多にいないので、これはこれで自己満足するとしようかな。
でも、ホントに吉田岳にヒメチャマダラセセリはいたのかな? あんまりいそうな気がしない。それとも、環境の変化でいなくなった? う~ん、わからん!

再びアポイ岳山頂に戻ってきたのは15時! 幸い天気はいいので、花と景色を愛でながらゆっくり下山。
花で有名な同地。少しはそちらのレポートも…。
サマニユキワリとエゾキスミレは見ごろ。ヒダカイワザクラとアポイアズマギクはもう少し先が見ごろ。ヒメチャマダラセセリの食樹であるキンロバイなど、蕾も見ず。山麓のオオサクラソウは見ごろでした。

さて、21時過ぎに帰宅して、疲れて死にそうな身体に鞭打ってデジカメのデータをPCにコピー。多大なる期待をもって写真をチェックすると……。
ヒメチャマダラセセリを撮影した250枚のうち、ゴミ箱行きにならず残ったのは100枚弱でした(泣)。
しかも、それらのほとんどが24倍ズームで撮ったアップ。チョウに2~3センチまで近寄った接写ほどピンボケ確率が高く、翌日が雨でなかったら現地にとんぼ返りしたいほどでした(大泣)。

一応、明日にはファーブルの森に(少しはマシな)アポイ岳での写真を展示しますので、良かったら見に来て下さい。
今日は朝から(まあまあ)いい天気ですね。
ファーブルの森界隈は、今年の変な天気のせいか例年より紅葉が早いように思います。

さて昨日10月4日、のっちはお休みでしたが、あまりパッとしない天気でしたので、お昼前に家を出て、厚真町へ大好きなオオセンチコガネの探索に出かけました。
すでに近隣の旧穂別町や日高町では採集していますが、厚真町ではまだでした。

さて、オオセンチコガネは、天気のいい日にはさかんに飛び回って御馳走である「糞」(成虫・幼虫の餌)の匂いを探します。で、匂いの近くまで来ると地上に下りて、後は歩いて糞を探します。
なので、山で見る時に歩いているオオセンチコガネを見つけたら、必ず何かの糞が近くにありました。
昨日、厚真町の山中であっさりオオセンチコガネは確認できましたが、糞(エゾシカでした)が少なくてちょこっとだけ。
歩けども糞は見つからず、悩んでいたら「そうだ、ケモノ道を歩けば、糞だって必ず落ちてるはずだ?」と思いつき、さっそく実行。
……結果的に糞は一つも見つからなかったのですが、オオセンチコガネは約10頭採集できました。あれっ?
どういう事かというと、オオセンチコガネも「ケモノ道を探せば、必ず糞が落ちてるはずだ」と思って、一生懸命探していたようなのです。歩いて…。
通常であれば、オオセンチコガネは飛び回って糞を探すのですが、10月に入って気温が低下し、特に先日はファーブルでも雪だか霰だかが降ったくらいに冷え込んだため、昨日は17℃くらい(推定)まで気温が上がったとはいえ、「飛び回って体力の無駄遣いをするのは、やめとこ!」と、思ったらしいのです。
おかげでのっちは、労せずして地面を歩いてるオオセンチコガネを次々と拾えたわけ。
のっちはこれでも、屋久島・九州本土・本州各地・北海道各地でオオセンチコガネを採集してきましたが、こんな経験は初めてでした。北海道のセンチコガネなら、飛べないために実にしばしば歩いてる奴を見かけますが、いや~、オオセンチコガネでもあるんですね。
9月29日、3年乗った愛車を買い替えました。
車種は前のと同じワゴンRで、平成14年式。前の車が平成8年式でしたから、6年新しくなりました(と言っても9年落ち。トホホ)。
新しい愛車はターボ付きでよく走るのですが、なんと荷物は前の車より積めなくなりました(しかもかなり)。前の車は軽自動車の古い規格のサイズ。今度の車は新しい規格のサイズになり、ボディーが若干大きくなっているのですが、、その分は衝突安全対策に振り向けられたようで、ちょっとがっかり。荷物の積み込みには一工夫、二工夫が必要なようです。
また、ターボ車だけあって欲しくもないエアロパーツが付いており、おじさんにはちょっと恥ずかしい。…っていうか、はっきり言ってのっちのような「虫屋」には林道とか走るのに邪魔! 百害あって一利なし(そこまで言うか)。きっと来年の今頃にはフロントかサイドの奴を林道で割ってるに違いない。

さて、年に2万km平均で走り、走行距離が15万kmに近づいた以前の愛車は相当にガタがきており、ここ最近は走っているとあちこちからカタカタコトコトと怪しい音が聞こえてくる状態でした。
なので、27・28日の休みはせっかくの好天にもかかわらず、グッと我慢してどこへも出かけませんでした。で、29日の仕事が終わってから、納車されたばかりの車の調子を見がてら、毎秋恒例のクロウスタビガ観察に、恒例の場所へ出かけました。

29日の晩は、後半に風が出て気温がやや下がったものの、それでも十分に暖かく、ガの観察には絶好のコンディション。
むかわ町~夕張市にかけて見て回りましたが、圧倒的に多いのがクスサン。次いでヒメヤママユ。目当てのクロウスタビガは、むかわと夕張で各1♂。まだ出始め、って感じですかね。
他にはムラサキシタバシロシタバオオシロシタバといったCatocala類、クワコ、ウスタビガ(1♀のみ)…といったガが見られました。
この中でも、ムラサキシタバは例年なら滅多に見られないのに、3頭見ました。今年はもしや「当たり年」?

クロウスタビガが発生を開始したなら、毎晩でも外灯めぐりをしたいところですが、今晩から月曜日くらいまで「11月~12月ごろに相当する寒気」が入って一気に冷えるとやらで、峠道では降雪も予想されています。
この寒気が抜けるまでは出かけられないかな?
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