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ファーブルの森観察飼育舎での出来事や、森の生き物たちの様子を「のっち」がお伝えします。
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ファーブルの森の今年の営業日数も、残り半月となりました。
早いものですね。


もう御大師山の紅葉がきれいな季節になりました。
紅葉をめでるなら、ファーブルの森は向いてません。栗山公園からでも近すぎ、国道234号線より西側とか、国道を多少苫小牧寄りに走って、遠目に山を眺める方が良いと思います。
御大師山の紅葉は来週の土日が最盛期になります。今日・明日でもそこそこですが、今日は朝から冷たい雨が…。ところによっては雪とかみぞれになるという話。

今年は春からずっと変な天候でしたが、それでも夏の虫の発生は(多少遅れたものの)順調で数も多く、けっこう楽しませてもらいました。
秋の虫は、少なくともクスサンヒメヤママユはとても多く発生し、このぶんならのっちの大好きなクロウスタビガも多いかと思いましたが、今年はほとんどいませんでした。ウスタビガはボチボチ。

来年の虫の発生はどうなるでしょうか。
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今日は朝から(まあまあ)いい天気ですね。
ファーブルの森界隈は、今年の変な天気のせいか例年より紅葉が早いように思います。

さて昨日10月4日、のっちはお休みでしたが、あまりパッとしない天気でしたので、お昼前に家を出て、厚真町へ大好きなオオセンチコガネの探索に出かけました。
すでに近隣の旧穂別町や日高町では採集していますが、厚真町ではまだでした。

さて、オオセンチコガネは、天気のいい日にはさかんに飛び回って御馳走である「糞」(成虫・幼虫の餌)の匂いを探します。で、匂いの近くまで来ると地上に下りて、後は歩いて糞を探します。
なので、山で見る時に歩いているオオセンチコガネを見つけたら、必ず何かの糞が近くにありました。
昨日、厚真町の山中であっさりオオセンチコガネは確認できましたが、糞(エゾシカでした)が少なくてちょこっとだけ。
歩けども糞は見つからず、悩んでいたら「そうだ、ケモノ道を歩けば、糞だって必ず落ちてるはずだ?」と思いつき、さっそく実行。
……結果的に糞は一つも見つからなかったのですが、オオセンチコガネは約10頭採集できました。あれっ?
どういう事かというと、オオセンチコガネも「ケモノ道を探せば、必ず糞が落ちてるはずだ」と思って、一生懸命探していたようなのです。歩いて…。
通常であれば、オオセンチコガネは飛び回って糞を探すのですが、10月に入って気温が低下し、特に先日はファーブルでも雪だか霰だかが降ったくらいに冷え込んだため、昨日は17℃くらい(推定)まで気温が上がったとはいえ、「飛び回って体力の無駄遣いをするのは、やめとこ!」と、思ったらしいのです。
おかげでのっちは、労せずして地面を歩いてるオオセンチコガネを次々と拾えたわけ。
のっちはこれでも、屋久島・九州本土・本州各地・北海道各地でオオセンチコガネを採集してきましたが、こんな経験は初めてでした。北海道のセンチコガネなら、飛べないために実にしばしば歩いてる奴を見かけますが、いや~、オオセンチコガネでもあるんですね。
いや~、寒かったっすね。今朝出勤したら、網舎のネットに雪か霰か、うっすら積もってました。いくら冷えるとはいえ、どんだけ~? まだ10月になったばっかだよ!

昨秋、函館市でオオカマキリの♀を採集し、展示していたら卵を産みました。交尾済みか否か不明なので、孵化するのを期待せずに保管していたら、今年の夏休みが始まる頃に孵化しました。

この時期はアゲハ類の飼育で忙しいため、「みんな逞しく生き延びるんだぞ!」と言いながら網舎の中へ放しました(無責任なオッサンやな!)。
網舎の中には、孵化したばっかりの可愛いオオカマキリの幼虫の餌になるような小さな昆虫も多いのですが、クモやアリなどの天敵もまたごっつい多く、推定30匹はいたはずの幼虫は日を追うごとに少なくなっていき、1ヶ月もすると1匹も見えなくなりました。
…で、すっかりその存在を忘れていたのですが、や~、いましたよ1匹。
あと1回脱皮すれば成虫になりそうな奴を昨日発見。すかさず捕まえてプラ水槽に閉じ込め、展示しました。良かったら顔を見に来て下さい。

でも、夏休みに孵化して、今まだ幼虫って…遅い、遅すぎるやろっ! 以前飼った時も似たようなもので、秋までに成虫になれませんでした。
ところが函館周辺ではちゃんと9月には成虫になっています。

あっちと栗山では、そんなに気候(主に温度かな)が違うのかな? そんな極端には違わないはずなんだけど、「微妙ではあるけど確実に違う」…のかな?

9月29日、3年乗った愛車を買い替えました。
車種は前のと同じワゴンRで、平成14年式。前の車が平成8年式でしたから、6年新しくなりました(と言っても9年落ち。トホホ)。
新しい愛車はターボ付きでよく走るのですが、なんと荷物は前の車より積めなくなりました(しかもかなり)。前の車は軽自動車の古い規格のサイズ。今度の車は新しい規格のサイズになり、ボディーが若干大きくなっているのですが、、その分は衝突安全対策に振り向けられたようで、ちょっとがっかり。荷物の積み込みには一工夫、二工夫が必要なようです。
また、ターボ車だけあって欲しくもないエアロパーツが付いており、おじさんにはちょっと恥ずかしい。…っていうか、はっきり言ってのっちのような「虫屋」には林道とか走るのに邪魔! 百害あって一利なし(そこまで言うか)。きっと来年の今頃にはフロントかサイドの奴を林道で割ってるに違いない。

さて、年に2万km平均で走り、走行距離が15万kmに近づいた以前の愛車は相当にガタがきており、ここ最近は走っているとあちこちからカタカタコトコトと怪しい音が聞こえてくる状態でした。
なので、27・28日の休みはせっかくの好天にもかかわらず、グッと我慢してどこへも出かけませんでした。で、29日の仕事が終わってから、納車されたばかりの車の調子を見がてら、毎秋恒例のクロウスタビガ観察に、恒例の場所へ出かけました。

29日の晩は、後半に風が出て気温がやや下がったものの、それでも十分に暖かく、ガの観察には絶好のコンディション。
むかわ町~夕張市にかけて見て回りましたが、圧倒的に多いのがクスサン。次いでヒメヤママユ。目当てのクロウスタビガは、むかわと夕張で各1♂。まだ出始め、って感じですかね。
他にはムラサキシタバシロシタバオオシロシタバといったCatocala類、クワコ、ウスタビガ(1♀のみ)…といったガが見られました。
この中でも、ムラサキシタバは例年なら滅多に見られないのに、3頭見ました。今年はもしや「当たり年」?

クロウスタビガが発生を開始したなら、毎晩でも外灯めぐりをしたいところですが、今晩から月曜日くらいまで「11月~12月ごろに相当する寒気」が入って一気に冷えるとやらで、峠道では降雪も予想されています。
この寒気が抜けるまでは出かけられないかな?
9月20日に千歳市恵庭岳に登ってきました。
虫を探しつつ、虫の写真を撮りつつ登ったのですが、「とにかく支笏湖の全体像が撮れるところまで行きたい」と登っていったら、結局七合目まで登るハメになりました。
のっちは山を「長靴」で歩いてることが多いのですが(今年は特に雨ばかりで、水たまり遭遇確率がとても高いし!)、今回は珍しく山靴で登って大正解。長靴で登ってたら、足を痛めたか、途中で引き返す事になったと思います。

七合目からは支笏湖がきれいに見下ろせ、久々の晴天で厚真・鵡川方面まで望めました。
4万年前の火山活動で出来たという支笏湖カルデラを、山の上から俯瞰で撮ってみたかったのですが、やっと望みがかないました。
七合目から先は岩場を辿るルートとなり、「第二見晴らし台」までで行き止まり(山頂には行けない)とのことでしたが、風がとても冷たくなり登山には不向きとなったので引き返しました。

虫の方も、目標であったヒラタクチキウマの一種とアカガネカミキリの生態写真はなんとかクリアして帰宅しました。

登山口付近では、晩秋のガであるヒメヤママユのペアも撮影。
もうそんな季節なのか~。
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ファーブルの森観察飼育舎職員
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