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ファーブルの森観察飼育舎での出来事や、森の生き物たちの様子を「のっち」がお伝えします。
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何だか最近雨ばっかりですね。こんなに雨が降っては、農家さんは仕事にならずに大変でしょうね。のっちの虫探しも、最近は(8月中旬以降ずっと!)雨ばかりで予定がちっともこなせません。

さて、のっちは9月14日に留寿都村~真狩村へ出かけました。
真狩村では羊蹄山にプチ登山(登山口から100mくらいしか標高を上げていない)しましたが、登山口から見る羊蹄山の上の方は、はやくも紅葉が始まっていました。久々の好天に、登山口の駐車場には車がずらりと並んでましたが、みんな山の上でひと足早い紅葉を楽しめたのかな?

見かける蝶も、羽がボロボロになったヒョウモンチョウ類か、成虫で越冬するクジャクチョウの仲間、あるいは秋遅くまで見られるモンキチョウなど、種類が限られてきました。
やたら見かけるのは、大きなクスサン(蛾)ですね。昼間に山道を歩いていてもかなりの数が目に付くほどですから、夜になるとあちこちの灯りにワサワサと集まってきます。今年は相当、発生量が多いですね。
のっちの好きなクロウスタビガウスタビガが発生を始めるのも、あとわずかでしょうか? 今年の虫の季節も、そろそろ終わりが近くなりました。
さびしいな。
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前回の続きです。

LUMIX TZ-18で昆虫の飛翔写真を撮れるか?

実践してみたところ、結論は…
「目の前数センチを飛んでいる虫にピントが合えば撮れる」
…となりました。
1メートル離れて16倍ズームで狙う状況では、仮にピントが合っても「撮れません(というか、撮れるけど使えません)」。
のっちの場合、前提として「必要ならソフトウェアで各種補正を行う」のですが、1メートル離れた虫を16倍ズームで1/1000秒とかで撮ると、必ずストロボが発光し、かつカメラ側で「ゲイン」を調整してしまいます(ISO感度オートの場合)。これをソフトウェアで補正すると、まず使い物にならないほど画質が劣化します。

これをクリアするためにISO感度を100に設定すると、余計なゲイン調整をしなくなるかわり、1メートルも離れた虫は(16倍ズームにしてて画面では虫が大アップになってても)真っ暗になります。

で、結論は先に述べたとおり、「目の前数センチにいる虫なら大丈夫(かも)」になるわけです。

作例をファーブルに展示してますので、興味のある方はどうぞいらして下さい。

そういえば、「FZ-100の後継機がいつ出るかわからないので、やむなくTZ-18を買った」のに、直後に「FZ-150」が発表されました。


あ~、めっちゃ腹立つ!
ここ最近愛用していたデジカメ(コンデジ)が、壊れました。

先月の宗谷地方ツアーで、「まるで砂嵐」状態の海岸で使ってたら、レンズは潮で真っ白になるわ、ボディーは砂でジャリジャリになるわ、かなりヒドイ事になりました。
その後、レンズをズームさせると引っかかりを感じるようになり、無理に使っていたらある日「ズームレバーに触るとシステムエラー発生」という状況になり、あえなくお亡くなりになりました。
のっちが欲しいLumix FZ100の後継機種がまだ出ていない(出るんだろうか?)ので、今まで使っていたLumix TZシリーズの「TZ18」を購入しました。すでに新型のTZ20が出ていますが、「のっちにとって不可欠な機能が特にない」ので、型遅れで十分と判断。それに、貧乏人にとって1万円の価格差は大きいです。

購入後に(!)スペックを比較してみたら、今までのTZ7よりほとんどの点で上回っているのですが、わずかながらスペックダウンした部分もあり、ちょっと残念。
それでも、画素数が1000万から1400万に、ズームが12倍から16倍になったのは大きなメリットです。
シャッタースピード優先、絞り優先などのモードが新たに増えたのですが、前者が昆虫の飛翔写真撮影に使えるかはやや疑問。フォーカスはオート固定なので、ピントが合わなければ1/4000秒のシャッタースピードも「宝の持ち腐れ」なわけで……。でも、今まで最高1/2000秒の高速シャッターは「任意に使えなかった」ので、それが使えるようになっただけでも助かります。
マクロ撮影だとて「ピントが合うまでひたすらシャッターボタンを押して」たわけですから、「のっちの撮影スタイル」としては、今までと何も変わらないのかな?

ファーブルの森では、飛んでいるチョウはごっつい減りました。来年羽化するぶんのオオムラサキの幼虫が地道に育っています。
クワガタムシのコーナーに、お隣の長沼町産ヒメオオクワガタを増やしました。また、♀しかいなかったノコギリクワガタに彼氏を連れてきました。他にミヤマクワガタ・コクワガタ・スジクワガタ・アカアシクワガタがいて、クワガタコーナーはまだまだ賑やかです。

「のっちの写真コーナー」では適宜新作を投入し、また季節に応じた写真と随時入れ替えているので、それなりに楽しんでいただけると思います。
従来、バッタやコオロギの名前を調べようと思っても、これぞという図鑑がなくて不便な思いをしました。
2006年に、ようやく「これぞ決定版」ともいえる図鑑が出版されたものの、5万円! もする高価なもので、バッタやコオロギの専門家ですら、購入するのに二の足を踏むのではないかと思い、それらの専門家ではないのっちは最初から購入を諦めてました。

ところが……
とうとう出ました! 発行は北海道大学出版会。その名も「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」。お値段は2600円(税別)! 即、本屋さんに走りました。

本を買う前からわくわくするって、のっち的には最近なかったです。


バッタやキリギリスやコオロギに興味があるなら……すぐ本屋さんに行きなさい!……ってくらいおススメです。

ただ一つ、がっかりする点があるなら、「なんだ、バッタもコオロギもキリギリスも、北海道にはあんまりいないんだ」という事実。
しかし、従来の図鑑では同定できなかったり、そもそも図鑑に載っていなかったりした種がカラーで出てくるだけでも値打ちがあるし、北海道にはいない数々の奇妙なバッタ類の写真を見ているだけでも、すっごく楽しいです。
鳴き声の美しいキリギリスやコオロギの鳴き声を収録したCD付きです。
「特別展」は、15日に無事終了いたしました。
お越しいただいたお客様がたには、厚く御礼を申し上げます。

最終日の15日には、突然の雷雨でファーブルのあの狭い展示室に、約10名のお客様が雨宿りする羽目になり、天窓から雨が滝のように流れ込んで標本箱はびしょ濡れになるし……大変でした。

さて、のっちは特別展も無事終了したことだし…、と
17~19日にかけて、道北の豊富町~稚内市(日本海側)、猿払村~枝幸町(オホーツク海側)に虫の探索に出かけました。

日本海側では既に確認しているエリザハンミョウを、同緯度のオホーツク海側で探索したのですが、ぜんぜん見つかりませんでした。
日本海側では、天塩町~稚内市にかけての海岸などでかなりの確率で発見できる虫が、なんでオホーツク海側では見つからないのか、かなり不思議…。

でも、初めて見るオホーツク海側の景色や自然は楽しめました。
二日目などは小雨まじりの曇天(しかも低温!)でしたが、「天気が悪くても見つかりそうな虫」を探して、なんとかしのぎました。

自然度の高い砂浜にいるハマダンゴムシの写真も撮れたし、青色でないハッカハムシや道東型のエゾアザミテントウ(?)、最終日の枝幸町では羽の赤いホネゴミムシダマシを初めて見て、大感動しました。

勢いにのって、枝幸町の海岸から栗山町までの約320kmを、無給油で帰ってきました。
のっちのオンボロワゴンR(しかも初代!)としては、めちゃ頑張ってくれました。

稚内やオホーツク海側で撮った写真も、見つくろって近いうちに展示します。
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のっち
性別:
男性
職業:
ファーブルの森観察飼育舎職員
趣味:
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