ファーブル最新状況

夏休みに入って、ちょっとは夏らしくなりましたね。
（でも風はちょっと涼しい）

ファーブルの森のオオムラサキは、オスの数が少なくなり
メスが目立つようになってきました。
卵もいっぱいあります。

オスは羽が傷んでボロボロになったのが増えてきました。
オスの観察にはそろそろ不向きになりますね。
オオムラサキのほかは、オオヒカゲ、フタスジチョウ、
ツバメシジミが多く、ミヤマカラスアゲハ、キアゲハは数が少ないです。

野草園ではキアゲハ、モンキチョウ、オオモンシロチョウ、
コキマダラセセリ、フタスジチョウ、クジャクチョウ、ルリシジミが
目に付きます。
ハネナガキリギリスもエゾゼミもファーブルでは
鳴き声を聞いていません。（隣の長沼町ではどちらも聞きました）

樹液の出がちょっとましになって、
クワガタの姿がやや増えました。

寒い～！

せっかくの日曜日、せっかくの3連休というのに・・・

朝から雨
気温も低いし、オオムラサキもほとんど活動してません。
お客様もがっかり　(>_<)

でも、涼しい夏に一つだけ利点を見つけました。
それは
「羽化が長～く楽しめる」・・・です。
何しろ幼虫がけっこういますから、
単純に計算すると、8月に入っても蛹が残っていることになります。

まあ、そんなに遅く羽化するのは
間違いなくメスでしょうが、
「どーしても羽化シーンを見たい！」という方には朗報かも・・・。

ファーブルの森状況

先日、エゾハルゼミの鳴き声が聞こえなくなったことを
話題にしましたが、13日に来館されたお客様によると
仁木町でエゾゼミの羽化を撮影されたとのこと。

栗山でも「セミ採り名人」に探してもらったら、
抜け殻１コ確認できました。
今は気温が低いので鳴きませんが、
夏らしい暑い日が続くと、
真夏を象徴するような「ギーー」という鳴き声が
聞こえてくるようになるでしょう。



野草園にはクジャクチョウとオオモンシロチョウ、
ルリシジミの姿が目立ちます。
ノシメトンボも多いですね。
樹上を飛び回っていたチョウみたいな
白いキアシドクガは姿が見えなくなりました。



そのかわり（？）ミズナラやコナラの樹上には、
ミドリシジミの仲間の姿がチラホラ・・・・
オオヒカゲが林の中から飛び出してきます。

気温は低くても、着実に季節は進んでいきます。

オオムラサキは最盛期です。

なんだか夏らしくない、
本州の梅雨みたいな天気が続きますね。
気温も低いし・・・・

おかげで、
オオムラサキはまだ幼虫が結構います。
ところが、
早く羽化したメスが産卵を始めているので、
幼虫が葉っぱを食べている横で
メスが産卵していたりして、ちょっと違和感が・・・

そんな状況ではあるものの、成虫の数はすでに
80を突破して、そろそろ100になろうという勢い。
今まさに最盛期！！

早く羽化したオスはかなり羽が傷んできて、
寿命が近い　(ToT)/~~~

夏休みに入っちゃうと、飛んでいるのは概ねメスになっちゃうんで
きれいな「ムラサキ」を見るなら
今のうちですよぉ　(^_^)v





←　オスです。

 

 

アカアシクワガタ

名前の通り
足の一部とおなかの一部が
赤いクワガタです。
←わかりますかぁ？

今、ファーブルの森には
クワガタがたくさんいます。
気候のせいで例年よりちょっぴり
少なめですが・・・・・


オスが寂しそうにしていたので
メスのお友達を紹介しました。

お見合い成立です(*^。^*)


チョウチョも個性があって
オオムラサキは静かにじっと見合って
相性を判断しています。
相手が気に入らないなら
さっと飛び去ってしまいます。

フタスジチョウは華麗な舞で
メスを誘惑してます。
熊川哲也よりもかろやかに踊ります。
タイプじゃないときは
お尻（？）をツンと持ち上げます。
ふられたチョウは
すぐに違う相手を見つけ、素敵な踊りを見せてくれます。

だから、網舎の中は
毎日、パーティーみたいで華やかです。