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ファーブルの森観察飼育舎での出来事や、森の生き物たちの様子を「のっち」がお伝えします。
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こないだまでは網舎の中でアゲハ(間違って羽化したもの)が少し飛んでいたのですが、今はカラスアゲハ(間違って羽化したもの)が1匹。
さびしくなりました。

そのぶん、晴れれば(ここ重要)野草園の花に各種のチョウやアブ、スズメバチ、カメムシetc.が集まります。
中でも

b2f1a087.jpegイチモンジセセリ
などは年によって飛来数に増減があります。
今年はまあ多いほうでしょうか。





896a7cbf.jpegキクギンウワバ
ごく普通の蛾ですが盛んに花にやってきます。





8692bb39.jpegアカスジカメムシ
大好きなセリ科の植物がどんどん枯れてきたので、最近は他の植物にも来ています。




あと、花にはベニシジミ・モンキチョウ・オオモンシロチョウが目立ちます。

池では
35fbcb9b.jpegエゾアカガエル
がひっそりと隠れています。
カエル婆「ここのところ、すっかり寒くなって餌もめっきり減ってきたわ。早いところ雪でも降ったら冬眠するんだけど」
のっち「こらこら、何勝手に雪降れ、みたいなこと言うてんの。まだまだ雪なんて降ってもらったら困るがな」
カエル婆「餌のないつらさが人間のあんたにわかるかい?」
のっち「すっごくわかるよ! たぶんそこらの人よりずっと!」
カエル婆「そうかい……とか話してたら、目の前を飛んだ虫を取り逃がしたじゃないか! あんたのせいだからね」
のっち「カップラーメンの買い置きならあるけど、食う?」
カエル婆「食えるかい!」


おしまい
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3216337a.jpegいきなりドーンとクスサンの♂です。
5日前の撮影、場所は夕張市。

クスサンが現れると、「のっちの虫暦」によれば(勝手に作るな!)もう「秋」なのです。
泣いても遅いのです。
もう・秋なのです。

とか言ってますが、珍しく残暑が厳しいですね。
日中はともかく(のっちさんは今夏一度も愛車の冷房を入れてません)、多少なりとも寝苦しい夜が続きますが、外灯巡りをしてもクスサンしかいなくてサビシイです。
なぜだ!

cd81bec7.jpegこちらはトノサマバッタのカップルです。
今年は他のバッタ類ともども、よく見かけます。





c6547aa6.jpegはい、こちらはファーブルではおなじみのミカドフキバッタの産卵。
なんだか、木道の隙間が産卵場所として死ぬほど好きらしくて、しばしば踏まれてます(合掌)。
この♀は産卵ポーズとしてはありきたりですね。
たまに「えっ誰かに無理やりそこに差し込まれたの?」って聞きたいくらい、無理な姿勢で産卵することアリ。


978baaa4.jpegおっと!
トドマツの樹上にキイロスズメバチの巣がありました。
かなり大きくなってますね。
山歩きには、このような危険も隣り合わせです。
基本、近づき過ぎなければ良いのですが、すでに誰かがイタズラしたりしていると、この程度近づいても襲ってくるかもしれません。

警告態勢の時は大顎を咬み合わせて「カチカチカチカチ……」という音を出します。
はい、カチカチって聞こえたらとりあえずダッシュで逃げましょうね。
どうしてもその先へ進まないといけない時は、何十メートルか、大きく迂回して下さい。
帰りにもちゃんと迂回するんですよ~!

今回の写真はミカドフキバッタ以外、夕張の山中で撮影しました。

ファーブルの森(の網舎の中)では、カラスアゲハの成虫もどんどん減り、オオムラサキの幼虫ぐらいしか見るものがなくなったので、紹介する生き物も屋外で撮影したものになります。






 
ファーブルの森の「ミニ・カブクワ展」は本日で終了です。
これを読んで「あっ!」と思っても、ちょっと遅いです。
また来年どうぞ。

ところで、今月9日のブログに、「ヨロイモグラゴキブリは世界最大のゴキブリではなく、ナンベイオオチャバネゴキブリの方が大きいようなので訂正します」という内容の記事を書きました。

すみません、その訂正を訂正します。

ナンベイオオチャバネゴキブリが、100mm以上のMaxサイズであるかのように書いたものを目にしますが、このゴキブリの採集経験のある方から「そんなの、あり得んサイズ!」とご教示いただきました。
Maxサイズはいいところ90mmで、それだとヨロイモグラゴキブリと変わらず、しかもヨロイモグラゴキブリの方が「ずっと重い」ので、従来どおり本種を「世界最大のゴキブリ」としたいと思います。

ご指摘ありがとうございました。

う~ん、サイズの問題ってビミョー。
ファーブルの森ではイベント開催中ですよ~。

先日14日、のっちは休みで札幌市南区の山林にいました。
そこでは
6486605c.jpegこんなキンキラのタマムシ(キンヘリタマムシ)や






8315201a.jpegこんなピカピカのカミキリムシ(オオアオカミキリ)などを楽しく観察しました。




…で、のっちは変人(当然)ですから、同好の諸氏が帰ってからも「夜はまた別の虫がやって来るに違いない!」と、暗い山中に残ったわけです。
すると、やって来たのは虫ならぬ「虫屋」、それもとびっきりの有名人。
「今日はここでナイターをやります」
ナ・ナイター……ここで! (あっと、虫屋用語の「ナイター」については、過去の記事をお読み下さい)

のっちは厚かましくもナイターに参加させていただきました(ホンマ、厚かましいオッサンやで!)。

で、来たのがこれ!
6119ec1a.jpeg
ヤンコウスキーキリガ!
うぉぉ~、初めて見たぜ!
めっちゃ綺麗!
凄い!
(大興奮)

このガを撮れた(見られた)だけで、お邪魔虫させてもらった甲斐があったというもの。
Hさん、ありがとうございました。

えっ、タイトルのカブトムシはどうなったんだって?

はい
ce9ea61c.jpeg
カブトムシの♂ですね。
札幌市内にいつ頃から住み着いたのか知りませんが、わりと最近だと思います。
で、今夏ファーブルの森では数頭のカブトムシが子供たちによって採集されました。
昨年の夏、栗山町の郊外で♀を拾い「2010年に長沼町で♀の死骸を見た時から、いつかは栗山でも採れるようになるのかなと思ったけど、意外に早かったな」、今年ファーブルで採れるとはね~。
単純に喜んでいいのかは、ややビミョーです。
従来、バッタやコオロギの名前を調べようと思っても、これぞという図鑑がなくて不便な思いをしました。
2006年に、ようやく「これぞ決定版」ともいえる図鑑が出版されたものの、5万円! もする高価なもので、バッタやコオロギの専門家ですら、購入するのに二の足を踏むのではないかと思い、それらの専門家ではないのっちは最初から購入を諦めてました。

ところが……
とうとう出ました! 発行は北海道大学出版会。その名も「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」。お値段は2600円(税別)! 即、本屋さんに走りました。

本を買う前からわくわくするって、のっち的には最近なかったです。


バッタやキリギリスやコオロギに興味があるなら……すぐ本屋さんに行きなさい!……ってくらいおススメです。

ただ一つ、がっかりする点があるなら、「なんだ、バッタもコオロギもキリギリスも、北海道にはあんまりいないんだ」という事実。
しかし、従来の図鑑では同定できなかったり、そもそも図鑑に載っていなかったりした種がカラーで出てくるだけでも値打ちがあるし、北海道にはいない数々の奇妙なバッタ類の写真を見ているだけでも、すっごく楽しいです。
鳴き声の美しいキリギリスやコオロギの鳴き声を収録したCD付きです。
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ファーブルの森観察飼育舎職員
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