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ファーブルの森観察飼育舎での出来事や、森の生き物たちの様子を「のっち」がお伝えします。
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ファーブルの森のオオムラサキは、13日時点で羽化数が20近くになり、すでに交尾ペアも確認しました。昨日から気温がぐっと上がり、羽化が早まっているようです。オオヒカゲも羽化が始まりました。

とりあえずは予定どおり、16~18日の3連休が一番の見ごろになるはずです。

野草園を含む屋外でここ数日で見かけた昆虫の数は、例年よりかなり多いです。あれ~、春から低温続きだったから、てっきり「今年の虫は少ないかも?」って思ってたのに、あんまり関係なかったようです。まあ、オオムラサキ同様、羽化は遅れましたが。

ここ2・3日で見かけた昆虫の種名をあげると……
キバネセセリ(多!)・コキマダラセセリ・コチャバネセセリ・オオチャバネセセリ・エゾスジグロシロチョウ(多!)・スジグロシロチョウ・モンシロチョウ・モンキチョウ・エゾシロチョウ・カラスアゲハ(春型)・キアゲハ(夏型)・アカシジミ・ウラナミアカシジミ(多)・ウラゴマダラシジミ・ミズイロオナガシジミ・メスアカミドリシジミ・カラスシジミ・カバイロシジミ・ルリシジミ・トラフシジミ(春型)・シータテハ・エルタテハ・ミドリヒョウモン・アカマダラ(夏型)・フタスジチョウ(多)・コムラサキ・ミスジチョウ・ヤマキマダラヒカゲ・ヒメウラナミジャノメ・クロヒカゲ(多)・ヒロオビトンボエダシャク・オナガミズアオ(?)・エゾシモフリスズメ(?)・コトラガ・キアシドクガ(多)・クスサンとマイマイガとカシワマイマイの幼虫(すべて多!)・コガタスズメバチ・マルハナバチ類・ジガバチ類・ミヤマクワガタ・フタコブルリハナカミキリ・アオハナムグリ・オバボタル(多)・アオジョウカイ・シオヤトンボ………ああっ、とても書ききれない!

…ってことで、虫がいっぱいのファーブルの森へどうぞお越しください!
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いつまでも寒くて、ホントに夏が来るのか不安になりますね。
6月が好天だった去年とは大違い。

それでも、着実に夏が近づいている証拠に
昨日6月14日、旧門別町でミヤマクワガタ♂を確認しました!

普通なら喜んで連れ帰ってファーブルで展示するのですが、
残念ながら上半身(?)しかありませんでした。
下半身は、鳥かキツネに食べられたもよう。

それでも、その♂は生きてました(とりあえず)。

ファーブルのオオムラサキ幼虫も、
終齢が多くなりました。次の脱皮で蛹になりますから、
やっぱり季節は進んでるんですね。

昨年は6月18日に最初の蛹を確認しましたが、
さすがに今年は20日以降になりそうです。
やっぱり、現時点での羽化予想は7月10日前後です。



野草園の花も、ようやく賑やかになってきました。

センダイハギミヤコグサの黄色、
タニウツギのピンク色が目立ちます。
アヤメ類の紫色も増えました。

これからさらに増えていきますので、野草園が彩り豊かになります。

CASQV2CX.jpg







添付写真は、山の帰りにしばしば立ち寄る「樹海温泉」の露天風呂。
今年は寒い日が多いんで、実はあんまり露天風呂に入ってません(笑)。
でも、暑い日の採集帰りの露天風呂は、「ん~、幸せ!」って感じですね!

 

 

 





(ミニ)カブクワ展、
16日に無事終了いたしました。

ご来館いただいた皆様には、心よりお礼申し上げます。


 
のっちは夏休み前から、夜中に外灯巡りをしていました。
展示・配布用のクワガタを採るのも必要なのですが、
のっちのお目当ては、1センチもない小さな甲虫です。
カワラゴミムシという、7ミリほどの虫です。
まん丸くって、平べったくって、「UFO」みたいです。

名前のごとく、川の岸辺に棲んでいて、
石の下に潜んでるらしいですが、
外灯の下以外で見たことはありません。

夜中に活動する、
こうした虫は持ち帰って「ヤラセ」で写真を撮るのですが、
カワラゴミムシは小さなうえ、
素早く走り回ってじっとしてくれず、
とうとうロクな写真は撮れませんでした。
 
今年撮影したいろんな虫の写真を、
プリントしてファーブルに置いてあります。
マニアックな虫のマニアックな写真から、
きれいなチョウ、クワガタムシ、来館者などなど。
オオムラサキが、幼虫しかいなくなり、
飛んでいるチョウもほとんどいなくなったので、
写真の方を充実させました。


もっとも、
野草園では(晴れていれば)各種のチョウやハチ・アブが見られます。
のっちの写真を見がてら、
写真を撮りにどうぞ起こし下さい。






マグソクワガタって、ご存知ですか?
せいぜい8mmほどの小さなクワガタムシで、
晩春の河原を低く飛び回ります。
見た目はクワガタムシというより、
小さなコガネムシ(ブンブン)で、クワガタ博士を自称する子供でも、
きっと現物を見たことがないであろうシロモノです。

道南~道央~日高あたりの河川にはけっこういるので、
いる場所さえわかり、天気のいい午後に河原をウロウロできれば、
確実にゲットできます。

道南で現在最盛期ですから、
道央では今月末あたりから良い時期になるでしょう。

そんなマグソクワガタを、
道南の上ノ国町で採集・撮影できました。
モノが小さく、生体展示には向かないので、
近々、写真をプリントして、ファーブルのアルバムに入れておきますね。




冷えますね~。
昆虫も赤トンボ以外は目に付きにくくなりました。

チョウは
モンキチョウ
オオモンシロチョウ
ベニシジミ

くらいしか見ません。

先日までは
エルタテハ
クジャクチョウ

も飛んでいたのですが、もうどこかに潜り込んで冬眠を始めたのか (?)
姿を見なくなりました。
この2種にシータテハキベリタテハヒオドシチョウ
コヒオドシアカタテハを加えた7種は、チョウの姿のまま冬を越します。

赤トンボ (アキアカネノシメトンボの2種) は
まだ卵を産んでいる姿を良く見かけます。
それでも、池に死んで浮いていることも多くなりました。
ルリボシヤンマのオスが、メスを探して池を飛び回っていますが、
残念ながらメスはいません。

地味で見落としてしまいそうですが、
名前どおり成虫で冬を越すオツネントンボ (越年蜻蛉) が、
枯れ草で日光浴をしています。
赤トンボと違い、羽を閉じて止まるうえ、
体が薄い茶色をしているので、枯れ草に止まると目立ちません。
でも、ファーブルの森にはたくさんいます。

網舎の中のオオムラサキの幼虫は、体が茶色になったものが増えました。

あと1週間~10日もすると、そろそろエゾエノキの根元に降りて、
長い冬眠に入ります。


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男性
職業:
ファーブルの森観察飼育舎職員
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